のぼりは販促宣伝アイテムとして、
確かな地位を築いています。
その為、見栄えが大切であることは、
皆様もご存知のはず。
だからこそ、オリジナル作成される際には、
この見た目を良くしようと、周囲の縫製にだって気を使います。
想像してみてください。
店先に設置しているのぼりから糸が、ほつれにほつれている姿を・・・。
それはひどくだらしなく、なんとも情けない姿だと思いませんか?
そこで今日は、のぼりの見栄えに注目して、
周囲縫製の代名詞!ヒートカットについてご紹介していきます。
ヒートカットとはこんな仕立て方法です!
ヒートカットは熱の力を利用して、
生地をカットすると同時に融着を行う仕立て方法です。
簡単に言い換えれば、生地を溶かしながら裁断を行い、
そのおまけとして縫製が行なえる仕立て方法となります。
おかしのパッケージやレトルトタイプの食品など、
しっかりと熱の力で包装がされていますが、ヒートカットも同じような感じで、
熱によりのぼりの生地を溶かし、ほつれを起こさないようにします。
なおヒートカットは、のぼりだけに使用する仕立て方法ではなく、
布系のオリジナルアイテムには、かなりの頻度で用いられています。
しかし一方で、ヒートカットが出来ない生地
もある事にも注意しておかなければなりません。
- ヒートカットが出来る布、出来ない布
-
ヒートカットは、主にポリエステル系で作られている
化学繊維にのみ使用する事が出来る仕立て方法です。
その為、天然素材である綿や絹には使用する事が出来ません。
ヒートカットはコストを下げる事が出来ます!
ヒートカットは、コストを更に下げる仕立ての一つになっています。
化繊で作成されたのぼりは、綿製に比べ、価格が割安になります。
さらにコストを下げる事が出来る仕立てが、ヒートカットになります。
確かに縫製しているわけではないので、
耐久性こそ低く、ほつれやすくはなりますが、
一般的な使い方であれば、のぼりの寿命とされる1~3ヶ月は、
十分美しいまま機能します。
また大量枚数の制作を行う上では、
このコストを抑える事が出来るヒートカットの役割は、
非常に重要な要素となります。
この様に、ヒートカットは便利でメリットの大きい、
のぼりの仕立て方法になります。