のぼり製作に関する用語集
のぼり製作の際に登場する、専門的な言葉を集めてみました。是非ご利用ください。
のぼりの種類関連
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- 通常のぼり
- 街中などで一般的に見かけるできるのぼりです。旗部分のサイズは、横60×縦180cmとなります。
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- ミニのぼり
- 店舗の受付けやカウンターに置かれる小さいのぼりです。旗部分のサイズは、横6~10×縦21~30cmとなります。※こちらのサイズ以外でもお作りすることができます。
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- スウィングバナー
- イベント会場や他の店舗よりも目立ちたい時に使用されるのが、ヨットの帆のような形状をしたのぼりです。サイズは全6種類あり、横39~96×縦144~354cmとバリエーションが豊富です。
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- スタイリッシュのぼり
- サイズは通常のぼりと一緒ですが、ポールを通す部分がチチ(輪っか)ではなく、棒袋状に仕立てたのぼりです。デザインを大きく見せることができ、のぼりへの負荷が分散することから破れにくい特徴があります
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- 綿のぼり
- サイズは通常のぼりと一緒です。神社やお祭りなど、趣がある場所で使用する際に適した素材で作るのぼりです。
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- 大型のぼり
- 通常のぼりより、1.5倍も大きなのぼりです。横90×縦270cmと大きく、広いイベント会場で活躍します。
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のぼりの部分名称関連
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- のぼり
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戦国時代の戦の際、兵たちが敵味方を見分けるため、また大将や戦の指揮を執る武将が戦況を把握するために使用されていたのが始まりとされており、基本的には縦長の四角い布にチチまたはチギリと呼ばれるわっかを側辺と上辺に付け、それにポール(竿)を通して掲げるもので当時は家紋などが幕に描かれていました。
現在ではのぼりは、さまざまな店舗の店頭などで店名や商品名を描いたものが立てられており、費用対効果の高い広告アイテムとして広く活用されています。
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- 立て台(スタンド)
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のぼりを立てる際にポールを固定する土台の総称です。代表的なものは、注水式のぼりスタンドや鉄製のぼりスタンドがありますが、他にも土中に差し込み使うクイ型や、柱にくくりつけて使用するパイプ型、ワンタッチポールフォルダーなど、様々な種類があり、のぼりの使用状況に合わせて使いわけます。
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- キャップ
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ポールの頭頂部の白い部分をキャップといいます。通常は取り外せるようになっており、そのパイプの中に横棒が収まっております。
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- 横棒
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ポールから横に突き出した、のぼり上辺を止める棒のことをいいます。
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- チチ(チギリ)
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のぼりの左右どちらかの辺(長辺)と上辺(短辺)に、つけられる白いわっかのことをチチ、もしくはチギリといいます。そのわっかには、竿またはポールを通します。一般的に白が多いのですが、綿生地の場合は、のぼりと同じ生地・同じ地色を染める共チチと呼ばれるものもございます。またチチ、チギリのほかに、千切れやチギレといった呼び方もされます。
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- 旗止めパッカー
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のぼり旗が強風などで、まくりあがらないようにポールに通ったチチの部分を上からとめる部品のことです。
のぼりの生地補正
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- ヒートカット
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4辺を熱で繊維を溶かしながら切る方法です。溶けてカットされた生地は再び固まることにより、糸のほつれを防ぎます。
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- 三つ巻き補強
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生地の端を2mmほど2回折り返しミシンにて縫製をかけることにより、ほつれを遅らせる方法で、縫製補強とも呼ばれています。ヒートカットでも充分、補強にはなりますが、少しでも劣化を遅らせたいお客様向きの補強です。
のぼりのプリント印刷関連
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- シルクスクリーン印刷
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のぼりなどを印刷する際の一般的な印刷方法のひとつです。木や金属などの枠に絹などの織り目の細かいスクリーンを張り、それを通して版の下に置いた素材にインクや絵の具を直接刷る方法です。
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- 昇華転写印刷
- フルカラー印刷方法のひとつで、昇華インクを搭載したインクジェットプリンタで転写紙に印刷し、それを生地にヒートプレスで加熱・加圧するとインクが昇華(ガス化)し、生地の繊維に入り込んで染める方法のことをいいます。
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- 4色分解/プロセスカラー
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フルカラー印刷方法のひとつで、イラストレータというソフトで作成したデータを使い、4色(CMYK シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック) の色の掛け合わせて印刷する方法です。昇華転写でもフルカラーはできますが、大量に製作する場合にはこちらのほうがお安くなります。
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- アミ版
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特殊な版で、シルクスクリーンではベタ塗りだったものが、これを使うことによりグラデーションや、100%と30%を使い分けるなどして、1色のなかでも濃淡で違いを表すことのできる版です。通常のベタ版より多少料金が上がります。
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- 捺染
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顔料や染料に糊を混ぜて熱処理などの加工をし布に染色する方法です。 綿素材での、特注のぼり製作に多く用いられる染色法法です。
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- 線数
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印刷の精度を示す尺度のひとつで、単位は「線」またはlpi (line per inch)。写真などで濃淡のある箇所は、製版の際、細かい網点にして印刷しますが、この網点を1インチに何列並べるかで精度が決まります。スクリーン線数とも呼ばれています。
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- 特色
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プロセスカラーでは再現できない色を表現するために調合された特殊なインクのことで、デザイン上、金銀・蛍光インクなどを使用する場合などに使用します。特色印刷をする際はDICの色見本帳で指定して頂きます。
デザインデータ関連
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- 解像度
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テレビやコンピューターディスプレーの表示や、プリンターの印刷における精細さのことでほとんどの場合、単位はdpi(dot per inch:ドットパーインチ)で表現します。dot(ドット)とは「点」を表わし、inch(インチ)は長さの単位ですから、解像度とは1インチ当たりの dot(点)の数を意味します。この数値が高いほど画像は精密になり、低ければ画像は荒くなります。
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- 入稿
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特注のぼりのデザインデータを、弊社に送って頂く時に用いられる用語で、印刷するための原稿やデータを印刷所や工場などになどに渡すことをいいます。
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- 校正
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文字・文章・デザイン・色などを比べ合わせ、誤りを正すことをいいます。当のぼり工場では有料にて色校正のサービスも受け付けておりますが高額のため、あまりお勧めはできません。色以外の校正はご確認のため、メール添付にて送らせて頂いております。
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- トンボ
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台紙の四隅に仕上がりと、どこで断裁するのかを示すもので、仕上がりトンボともいいます。カラー印刷の場合は、色のずれを防ぐための見当合わせの役割も持ちます。
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- トレース
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絵などの模写や複写の一種で、原図を薄紙などに透かして、敷き写すことをいいます。また、写真や筆書きの文字及びイラストをイラストレータ上でなぞっていく作業のことです。当のぼり工場では、お客様からお預かりした、のぼりのデザインにいれたい手描きのイラストなどを有料でトレースするサービスも行っております。
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- フォント(書体)
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コンピューターで使われる書体データのことをいいます。線巾が均一で角張っているゴシック体や書き文字である楷書体の要素を活字として彫刻するために単純化した明朝体など様々なフォントをご用意しております。詳しくはトップページサイドメニューの「のぼりフォント(書体)」をご参考にしてください。
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- 江戸文字・勘亭流
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歌舞伎の看板に独特な工夫を加えて書いたのが始まりの書体が勘亭流と呼ばれており、空席が少ないようにと縁起を担ぎ、文字や線の隙間を極力少なくなるよう、文字は太く描かかれるのが特徴です。他にも寄席で書かれていた寄席文字などがあり、広く江戸時代の頃に生まれた書体すべてを江戸文字と呼ばれております。
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- CMYK
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カラー印刷やコンピューターグラフィックスで利用される色の表現形式のひとつで、シアン・マゼンダ・イエロー・ブラックの4色から成ります。のぼり工場では基本的に、イラストレータなどで制作したデザインをご入稿される際には、このCMYKでのご入稿をお願いしております。
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- RGB
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コンピュータのモニターやテレビのブラウン管などで利用される色の表現形式のひとつで、光の三原色であるレッド・グリーン・ブルーの三色を組み合わせてさまざまな色を表現します。のぼり工場では、RGB でのカラー設定でのご入稿は色が変化してしまう恐れがありますので承っておりません。
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- JPEG(jpg)
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静止画像データを圧縮や伸張する方式のひとつで、デジタルカメラの画像記録やインターネットの画像配布などで広く一般的に使用されています。画像データですとかなり高画質でないとぼやけてしまう恐れがありますので、出来る限り高い解像度と画質にてご入稿ください。
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- BMP
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Windowsにおける標準的な画像の保存形式のことで、基本的にむ圧縮のため画像の劣化などがないという利点がありますが、無圧縮のためデータの容量が大きくなってしまうという難点もあります。
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- Stuffit
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ファイルの圧縮・解凍用ソフトの名称です。Apple社のMac OSの環境においては最も広く普及している圧縮形式のひとつです。
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- DIC
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DICカラーガイド(DIC Colorguide)は、大日本インキ化学工業が出版する色見本帳で、同社の登録商標です。当のぼり工場では、このDICのカラーチップにて色合わせを行っております。
のぼりの生地関連
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- テトロンポンジ
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テトロンポンジは、最も多くの既製品のぼりで使われている生地素材です。とても軽く風に良くなびき、また印刷の透過率も高いため、ほぼ両面プリントしたかの様な抜け具合になります。
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- 天竺
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天竺とは、縫い方の事を指しますが、当サイトではのぼりに使用される綿生地の天竺を指しています。洋服などにも使用されている生地で、丈夫さと綿素材の風合いを持っています。
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- 遮光スエード
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印刷デザインが、裏面から見えない様に遮光性の有る素材を挟み込んだ生地が遮光スエードです。生地は高級感のあるもので、インクジェットなどでも細やかな印刷ができますので、見た目もあざやかな物になります。
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- 金巾
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のぼり制作に使われる平織りの綿生地です。どちらかと言えば、同じ綿生地の天竺よりも、こちらの方が使われるようです。
その他の用語
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- タペストリー
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麻・ウール・絹などを用いて、絵や模様を織り出したつづれ織りのことをいいます。またそれを用いた壁掛けのこともそう呼ばれます。