のぼりの生地の話
幟の生地選択は、ストレートに完成の品質に影響が出て来る部分であります。具体的に完成が変化する部分を取り上げました。
佇まい
全く同じサイズやプリント内容だったとしても、生地が異なるだけでのぼりの醸し出す雰囲気が変わってしまいます。
例えば、和の風情ある一枚を製作されたい場合には「綿素材」。高級感溢れる一枚ならば「スエード」と選択が出来ます。
つまりは、作成されるのぼりのほとんどにテトロンポンジが使われていても、求める佇まいがある場合には生地選択が必要性を帯びてくるのです。
プリントとの親和性
当店にてご用意しております多数の印刷方法がございますが、のぼり生地が対応していなければ印刷は出来ません。
また、同じ技法を用いてデザインを施しても、生地によって画質が変わってくる点も要注意でございます。
- 化繊生地のみが扱える技法
-
テトロン生地やスエード等に関しましては、「インクジェット」「昇華転写」に対応しており、フルカラーが容易に行えます。
印刷の画質解像度が一番高い物は、密度高く織られているスエードとなります。 - 綿生地のみが扱える技法
-
綿のぼりには染めの技法がご利用いただけます。繊細な解像度は得られませんが、手染めならではの味わい深さがあり、なおかつ裏表を感じさせない裏抜けの良さが特徴となります。
摩擦に強く耐候性があり、長期的な使用に適しており、大切にご利用頂く事でコストパフォーマンス高くご利用いただけます。
制作代金
生地はのぼりの特注代金の多くを占める部分であり、予算との関係でお選びいただける種類も変わってきてしまいます
- 激安化繊生地
-
とにかく安いお値段でオリジナルのオーダーをしたいお客様。テトロンポンジをお選び下さいませ。
3ヶ月~6ヶ月程の使用期間で使用にも十分。軽く、弱い風でもよくなびきます。 - 格安綿生地
-
化繊生地に比べれば、少し値も張る綿生地ですが、その中でも低価格な物は「金巾」であります。織りが細かくポンジやトロピカルよりも耐久性があります。