のぼりで迷惑をかけない
店舗内の駐車場などにのぼりを設置する場合はまだしも、狭い都内では店先の歩道に置かざるを得ないオーナー様が沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
確かにロードサイドは歩行者からも、ドライバーからも見えやすく訴求力が期待できる場所ですが時に近隣の方への迷惑行為となってしまう事があります。
商売繁盛用に作成したのに、幟でお店の評判を落としては何のための制作か分かりませんね。是非、きちんとご近所に配慮した設置方法を実行して下さい。
●はためく音に注意
静かな住宅地や、狭い路地などでは風の強い日に幟がはためく音が近所迷惑となってしまうことがあります。
店の奥にいると気付かなくても、風に強く煽られたのぼりは予想以上に大きな音を立てています。向かいの住宅や、周囲の人々にとっては不愉快な騒音になっているかもしれません。特に夜間の寝静まっている時間帯にバタバタとはためく音はマナー違反です。
強風の日は外に出すのを控え、夜間は印刷面の視認性も低くなるので室内に保管しておきましょう。
なお、近隣の方に注意を受けた際には速やかに掲示を控えることが大切です。
なお、夜間の営業時間帯にも適用出来る対策方法として、風が強い日は店内タペストリーとして窓際に貼り付けてみてはいかがでしょうか。プリント布地だけをドアに固定するという方法もあります。
●人が滞留する場所での幟設置は危険
駅前の商店街などでは、駅へ向かう人と商店街でショッピングを楽しむ人達が入り混じっています。休日に大ぜいの人でごった返すような場所では、設置が思わぬ事故の原因になってしまうので注意しましょう。
狭い歩道の両側に沢山人がいれば自ずと視界は悪くなります。そぞろ歩いている買い物客と、急ぎ足のビジネスマンが行き交っているような場所では、お互いを避けることで精いっぱいになりがちで、道の端にある幟にまで目が行かないかもしれません。
注水台に足を引っ掛けてしまう可能性も十分に考えられますし、はためく格安幟に視界を遮られてしまうこともあります。
人が多い場所は、販促活動の場としては一見最適で、活発に訴求すべきと考えられるかもしれませんが、本当はスペースに余裕がある場所に配置すべきなのです。