4色分解はのぼりにデザインを
プリントする際に使用される製法の一種です。
そのメリットは、大量枚数の制作時に
激安価格で仕上げる事が出来る点にあります。
しかし、それだけが
4色分解の強みではありません。
そこで今回は4色分解のことを
掘り下げてお送りしたいと思います。
4色分解ってどういった印刷方法なの?
4色分解は、シアン、マゼンダ、
イエロー、ブラックと言った、それぞれの色を
順に重ね合わせる事で、フルカラーに近い
色彩の表現を可能にする印刷方法です。
新聞の写真画像や雑誌内の写真、
マンガのカラーページなどで
見かける事もある印刷方法です。
フルカラー写真などのデザインを、
四色に分解して展開し、4つの版を制作します。
その後、1色ごとに細かな網目の上から
インクを刷り込み、色を重ねあわせ、
フルカラーっぽく表現します。
肌色など表現しにくい色や
印刷面を5cmほどの距離で見ると
ドットが見えますが、設置して
一般的な距離でみると、フルカラーに見えます。
4色分解は大量枚数のフルカラー作成にオススメ?
通常のぼりのプリントは
シルクスクリーンや
インクジェットなどで行われます。
それぞれにはメリットもデメリットもあり、
各お客様の制作内容に応じて
最適な物をお選び頂いております。
のぼり旗の様な販促アイテムは
制作枚数もまちまちであり、
概ね、少量枚数ならインクジェット、
大量枚数を作る際は、シルクスクリーン印刷を採用します。
- シルクスクリーン印刷とは?
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シルクスクリーン印刷は大量枚数の制作には強いですが、
色彩表現が乏しいプリント方法です。多色表現を行うことは可能なのですが、
1色に付き、1版の製版が必要となり、
この製版には費用が掛かります。よって、色数が増えれば増えるほど価格が高くなり、
フルカラー表現を行うのであれば、枚数によっては素材の金額よりも高くなりかねません。その為、フルカラー表現はインクジェット印刷に任せる形になってはおりますが、
大量枚数ののぼりを作りたい時、費用が高くなると言う問題が出てきます。シルクスクリーン印刷のメリットである大量枚数の作成に強い事と、
インクジェットのプリントの強みであるフルカラー表現のどちらも活用したい!そんな時に使われるのが、4色分解になります。
4色分解は、フルカラー印刷で、
大量枚数ののぼり旗を作成したい時、
非常に強い味方となる製法になります。
フルカラー写真やグラデーションを表現した
のぼりを大量に制作したい場合には、
ぜひ、4色分解をご利用下さい!