インクジェットもシルクプリントも、基本的な製法の一つであり、のぼりに限らず、Tシャツや風呂敷など様々なものを作成する際に用いられます。
インクジェットはどういうものなのか?シルクプリントはどういうものなのか?簡単に説明しつつ、のぼりにどんな効果をあたえるのか?をご紹介していきます。
なおシルクプリント、インクジェットのぼりは、いずれも安価でオリジナル作成時にご指定いただける製法ではありますが、メリット・デメリットがあり、注意する必要があります。
インクジェットのぼりとフルカラープリントの関係は?
インクジェットプリントは、フルカラー表現ができるので、見栄えのするのぼり旗の制作が出来ます。
これはインクジェットだからこそ、安価でフルカラーのぼりを作る事が出来るものであり、比較対象となっているシルクプリントとは大きく異なるものです。
フルカラーのぼりのメリットは、目立つことです。赤青黄色、緑に黒白などなど、バラエティに富んで鮮やかな色彩が好きなだけ表現できます。
しかし一方で、大量枚数の作成をするのは、あまり得意な製法ではなく、決して大量枚数の制作をすることで、1枚あたりの単価が安くなることはありません。
ただし、価格に差が生まれにくいため、少量枚数の場合でも割高感がない印刷方法といえます。
シルクプリントのぼりと大量枚数制作の関係とは?
シルクプリントのぼりは、1色1色に製版を行う必要がある印刷方法です。
そのため色数が増えると、版(プリントの型)も増えますので価格が高くなっていきます。これがオリジナル作成の単価に反映されていきます。
インクジェット印刷との大きな違いは、色数の制限がなくフルカラー表現ができるインクジェットに対して、シルクプリントは色数に制限がでてしまいます。
しかしシルクプリントでも、4色分解により、擬似フルカラー表現が行えます。
※色のCMYKの色を重ねる事によって、フルカラーを表現します。
製版を行うことで、大量枚数の制作を行う際、必然的に単価が安くなっていきますが、少ない枚数の作成では版代が高くなり、コストが高くなる可能性があります。
インクジェットとシルクプリントはどちらがオススメ?
インクジェットには、インクジェットの良さがあります。もちろん、シルクプリントも同様です。となれば、どちらがオススメか?その答えを一時の状況だけで出すのは難しいです。
フルカラープリントは、多彩な色を使うアニメキャラや写真などを表現する時に強く、色数の制限があるシルクには出せない魅力があります。
一方でシルクプリントには、限られた色数で表現されるからこその完成度が存在します。
のぼりの多くは、販売促進やPRなどの目的で使用されています。そのため、お店のカラーや販促したい商品などのデザインから、製法が変わっていきます。
今回のまとめ!
インクジェットからシルクプリントを見ると、製法に違いがあるシルクプリントの良さが見えてきます。
逆もまた然り。このよく見えた点は非常に重要であり、デメリットとして感じる部分も重要です。
メリットとデメリット。それそれ、オリジナルのぼり作成をお考えの時、どんな物をデザインで作りたいかで、どちらの製法にするか参考にして頂ければ幸いです。