チンドン屋さんと言えば、あの賑やかな宣伝を行う楽器隊であり、
私にとっては子供の頃から存在は知っているものの実際に見た事のない物でした。
それを実際に見た時、今でもあるんだなーといった感想でした。
そして同時に、思ったよりも賑やかでした。
今回はそんなチンドン屋さんとのぼり旗の関係について考察してみます。
販促宣伝に関して昔から活用されてきたものですから、共通点も多いはず?です。
東西屋?広目屋とは?チンドン屋との関係は?
チンドン屋誕生の起源は、今からおよそ170年前までさかのぼります。
関東の人でも耳にした覚えのある、大阪は千日前にある法善寺の飴売り。
飴勝さんがとても個性的な販売スタイルで人気を博した事がきっかけとなりました。
竹で出来た鳴り物を両手に、売り文句を発しながら飴を売る行為は、
当時の皆さんにとって斬新で、そりゃもー人気となりました。
その後、自分の飴売りスタイルで、寄席の客寄せを引き受ける事に。
この時の客寄せスタイルが、今に残る
チンドン屋のルーツとなったと言われています。
ちなみに飴勝さんがしていたファッションは、
法被に笠、脚絆、草鞋に拍子木をぶら下げていたとされます。
この時から前口上も宣伝する際の言葉も発せられていましたが、
飴勝から仕事を引き継いだ勇亀により『東西とーざい』との掛け声が始まり、
そのことからチンドン屋さんは、東西屋と呼ばれていました。
今までにない販促宣伝の方法で、次々にファンを増やしていたのでしょう。
その後、大阪出身の東西屋である秋田柳吉さんが東京でチンドン屋を始めます。
今までのベースに軍楽隊を足した広目屋を結成しました。
広目屋は、多くのチンドン屋に影響を与え、
宣伝行列のことを広目屋と呼ぶようになったようです。
その後、時代と共に楽隊のバリエーションも増え
現在に繋がっていると言えます。
100年以上も前のチンドン屋とのぼり旗の関係性は?
チンドン屋さんが販促や宣伝を行う様に、のぼり旗も販促宣伝に使われます。
そして現在では、チンドン屋さんがのぼり旗を持って、
販促宣伝を行うことも普通に行われています。
日露戦争に突入する少し前の1898年に、
ライオンさんの販促宣伝の為、チンドン屋さんは幟旗を活用しながら練り歩きました。
この時に使用されたのぼり旗は、50とも60ともいわれ、
チンドン屋さんの宣伝行列をサポートしました。
これはチンドン屋さんが持つ販促宣伝力にプラスして、
のぼり旗のメリットを十分に活かした活用であったと言えます。
音楽や口上、そして賑やかな衣装など、
それらでは足りない物をのぼり旗が補ったのだと言えます。
チンドン屋にはのぼりが必要?旗持ちの効果に迫る!
チンドン屋さんに宣伝を行ってもらおうと考えている商店街やお店の皆様、
賑やかにビラを配るだけでも人目を惹きますし、一定の効果が期待できます。
しかし、ここにのぼり旗を加えるだけで、
盛り上がりが加速する事は間違いありません。
のぼり旗を持って、チンドン屋の列を引っ張る。
ただそれだけで、旗に書かれた内容に関しては視線が集まります。
注目を集める事で、口上に耳を傾けてくれる人も増えるでしょうし、
ビラ配りなどの到達率も自然と上がってくるでしょう。
のぼり旗一本で、確かな効果が期待できるのであれば、
チンドン屋さんを頼む前に、オリジナル制作をご検討頂きたいと思います。
- どんなのぼり旗が効果的?
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一般的なのぼり旗はもちろん、
全体的に少し小さくしたハーフサイズもオススメです。一般的なのぼりを長時間持つのは意外と疲れますが、
ハーフサイズの物であれば疲労度も軽減されます。 - のぼり旗のプリント方法は?
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製法に関しては、お客様の表現や予定される使用状況によって変わります。
オリジナル制作を行う前にお気軽にご相談頂ければ幸いです。見栄えや目立つ事を考えるならば、フルカラープリントがオススメです。
- のぼり旗の他にオススメの販促物は?
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例えば、チラシを一緒にちょっとした粗品を配るのはいかがでしょうか?
オリジナル物であれば、ポケットティッシュがオススメです。また、クーポン券や金券、手ぬぐいなども効果的です。
ポケットティッシュや手ぬぐいに関しては、
当店でもオリジナル作成を承っております。お求めの際は、お気軽にご相談下さい。
この様に、チンドン屋さんとのぼり旗は
似たような用途で使われている為、相性も良く、
お互いの足りない所を埋め合う力を持った、アイテムではないでしょうか?