大相撲はさすが日本の国技と言うだけあって、幅広い世代で多くのファンの方がいるスポーツです。
そんな大相撲が行われる巡業先では、日本的な装飾が会場前を彩るのはご存知でしたか?
今回は、装飾として会場前で観客の皆さんを盛り上げる相撲のぼりについてご紹介いたします。
相撲のぼりとは?見たことがない人の為のワンポイント講座
相撲のぼりは決してすべての人が知っている物でもないでしょう。むしろ、知らない人の方が多いかもしれません。
だからこそ念のためになりますが、まずは相撲のぼりについてご紹介しましょう。
そもそも相撲のぼりとは何なのか?と言えば、各巡業先で掲げられている旗です。
一般的に見受けられるのぼり旗と色々と違う点があり、もっとも特徴的な違いはそのサイズになります。
- 通常のぼりのは?
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普段から私たちが見慣れているのぼり旗はおよそ、180cm程しかありません。
これには理由があり、通行中の人へ情報が届きやすい高さで制作されていると考えられます。
- 相撲のぼりの高さは?
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では、相撲のぼりはどれくらいの大きさがあるのか?なんと500cm以上の長さがあります。つまりは近くにいる人への宣伝ではなく、遠くにいる人に向けた集客を行っていると考えられます。
また、設置するポールにも特徴があり、竹で作成されており、耐久性にも申し分ありません。
相撲のぼりの禁止事項とは?やってはいかないことがあるか?
相撲のぼりを作成する上で、どうしてもやってはいけない事があります。聞けばなるほどの内容なのですが、言われなければ気付かないことかもしれません。
では、具体的にはどんなことなのか?
- 相撲のぼりに入っている力士の名前は、黒字で書いてはいけません。
- スポンサーの名前は、赤字で書いてはいけません。
この2つです。理由は以下の通りです。
黒文字で力士の名前を書いてはいけない理由は、黒星を連想させてしまうから。験を担ぐ勝負事では、忌み嫌われています。
赤文字でスポンサーの名前を書いてはいけない理由は、赤字を連想されてしまうから。商売繁盛を願ってと言ったところでしょう。
答えを知ってしまうと、なんだそんなことか!って言われそうですけど、大相撲と言う特殊な環境での験担ぎなのではないか?と思います。
相撲のぼりは誰でも作れるの?その答えを丁寧に解説!
最後に相撲のぼりは、誰でも作ってよいのだろうか?それとも、やっぱりまずいのでしょうか?
もし誰でも作れるのだとしたら、自分の街に大相撲の巡業がある時は、力士の名前を入れたのぼり旗を立てることができますからね。
それは相撲ファンにとったら、たまらなく嬉しい事ではないと思います。
では実際、相撲のぼりは誰しもが作ることが出来るのでしょうか?
答えは・・・残念ながら出来ません。
一個人だからとか、後援会に入っていないからと言う理由ではありません。相撲のぼりを立てるには、巡業主である日本相撲協会からの許可が必要だからです。また、相撲協会から委託される専門の業者がいる為、個人がどうこうする問題ではないようです。
従いまして、オリジナルのぼり制作の専門店である当店でも作ることは難しいです。
しかし、サイズが異なる相撲のぼり風のオリジナル旗を作成することは可能です。力士の名前が入っている所にあなたの名前を入れるなどのオーダーメイド製作が出来ます。
サイズも通常サイズから、ミニのぼりまでお好みの大きさから選べます。
贈答や記念品、プレゼントとして、相撲のぼり風のオリジナル名入れ制作はいかがでしょうか?