最近、店の前にあるのぼり旗が傷んできたなーと感じたら、それは端がほつれているからかもしれませんよ?
のぼり旗は非常に薄手の布なので、油断しているとあっという間にほつれてしまいます。
では、のぼり旗がほつれた際にはどうしたらいいのか? その対処方法についてご紹介していきます。
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のぼり旗の中で傷みやすい箇所は?
のぼり旗には非常にデリケートな部分があり、そこがもっとも傷みやすくなっています。
その傷みやすい箇所とは、下辺&外側の角です。
基本的にのぼり旗は1本のポールに通されて設置されています。また、きちんと設置した場合、上部にはカンザシと呼ばれる横棒があり、これで上部の固定も行います。
つまり、のぼり旗は3つの角は簡易的にでも固定されているのです。よって、もっともデリケートな部分は下辺&外側の角になります。
ではこの角を、どうしたら保護することが出来るのか? ほつれないようにすることが出来るのか? 考えてみましょう。
のぼり旗がほつれ始める主な原因とは?
のぼり旗がほつれ始める代表的な原因は、異物との接触です。
風により、はためくのが自然な形であるのぼり旗は、その影響に逆らえません。
この時、のぼり旗の周りにコンクリートの壁や電信柱など、硬い異物があった場合、風にはためいたのぼり旗がそれらに打ち付けられる可能性が高いと言えるでしょう。
その衝撃により、のぼり旗はダメージを負います。
そして、このダメージが蓄積されていき、ほつれへと繋がって行くのです。
もちろん、ダメージの蓄積は続くからこそ溜まっていくものであり、設置環境を変えていれば、蓄積量は少なくなります。
しかし店舗の状況により、どうしてもそこに設置しなければならない場合は、ほつれないように対処しなければなりませんし、ほつれたとしても対処しなければなりません。
のぼり旗がほつれそうな時の対処方法は?ほつれた時の対処方法は?
のぼり旗がほつれそうな時、すでにほつれた時。大前提として、いずれも応急処置となります。
何故ならば、完全に直すことは難しいからです。
その為、ほつれが目立ってきた段階で新しいのぼりと交換するか、もしくは注文して、その間に使用するかのどちらかになります。
もし、ほつれを修繕するのでしたら、新しいのぼり旗が届くまでの間に使う場合限定となります。
綿と化繊、ほつれが目立つのはどっちの生地か?
これは答えるまでもなく、ポンジやトロピカルに代表される化繊生地です。
繊維自体が弱く、縫製もヒートカットで行われていることが多いためです。
ヒートカットとは?
元々が弱い化繊生地なので、強引な処置が行いにくくなっています。
その為、スタンダードな方法としては、切りそろえてから縫製することになります。
のぼり旗の縫製
のぼり旗は縫製する際、三巻縫製と呼ばれる方法が用いられます。
生地を2回折りたたみ、縫製します。
これにより、高い強度を得ることが出来ます。
その他には
三巻縫製は面倒だなーと感じるのでしたら、ほつれた箇所を切りそろえ、布用の糊を使いましょう。
この場合、上から何らかの生地を貼っても良いですが、ただほつれた部分の強度を上げつつ、ほつれにくくさせるのが手間がかからないため、オススメです。
糊によっては雨に弱いか?
のぼり旗自体、本来は雨天に使わない方が良いアイテムです。
そのことも踏まえると、雨の時は速やかに収納することをオススメします。
こんな方法もあります。
ほつれた面を強化するのであれば、ハンドミシンで手軽に縫うのも良いでしょう。ホッチキスでハリで固定するよりも見栄えがよく、糊付けよりも強度があります。
さらに手持ちのミシンとなっていますから、手間も大幅に削減できます。
こちらでご紹介した方法を用いて、ほつれそうな、もしくはほつれてしまったのぼり旗を修繕して下さい。